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グローバリゼーションの中のアラビア文字 このコーナーでは「グローバリゼーションの時代を旅するアラビア文字」をテーマにしたミニ博覧会を開催しています。コカコーラやディズニーをはじめ、ナイキ、スターバックス、ピザハットなど、いま世界中に拡がりつつあるグローバル・ブランドの商品やパッケージに印刷されて「地球を旅するアラビア文字」を展示していますが、その中にはアラビア文字ではないものもまじっています。靴底と踵につけられていた Air のロゴマークがアラビア語のアラーのつづりに似ていたためにムスリムの人びとの顰蹙をかい、謝罪の末に回収されることになったナイキのスニーカーがそれです。このスニーカーは、アラビア文字が「神聖」なものであり、それを「尊いもの」としてあつかう人びととその文化の存在をいま一度思い起こさせてくれます。その他、ムスリム社会を圧迫している米国の国際政策に異議を唱える人びとぶ支持されて、売り上げを伸ばしてきているムスリム・ブランドのコーラ(メッカコーラやキブラコーラ)や、故国を離れて海外で暮らすムスリムの人びとの食生活に欠かせない、ハラル(*食べることをゆるされたもの)のマークのついた食品なども展示しています。
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